12/2 ドラゴンゲート後楽園ホール

メインイベントがアンソニー・W・森引退試合で、14人タッグマッチ。アンソニー以外はみんなダブルヘッダーで、「みんなで送り出そうよ」的な雰囲気にあふれた試合だった。
ドラゲーに明るくないので詳しくは分からないけど、他のドラゲー選手と比べればアンソニーは運動能力に優れていたり、とりわけ勝負に拘ることができる選手ではなかったと思う。他の団体へ上がってキャラが立つようなら、現役で居続ける道があったのかなと思うけど、どうなんでしょうね。

ドラゲーのプロレス観

先月と今月の後楽園大会を観た感じでの感想。日本にたくさんあるプロレス団体のなかでも、ドラゲーはかなり洗練されたプロレスを提供できているんだと思う。試合内容のレベルの高さは間違いなく随一だし、選手へのチャントもよくできてる。なによりファンの満足度はとても高そうだ。WWEやAAAが見せるようなプロレスのイメージに近いんじゃないだろうか。
一方、ドラゲー以外の日本のプロレス団体は、良くも悪くも対極に映る。10月・11月と続けてユニオンプロレスを観たが、これなんかはまさにそんな感じ。ユニオンは洗練されていない、とは言わないけど、グダグダ感で楽しませようとする意図があると思う。そのためか出来の善し悪しに波がある気がするけど、それはDDTグループのなかでも前衛的な側面が特にあるからかなと。
洗練という点はSMASHにも感じるけど、ドラゲーより何が起きるか分からない雰囲気がある。

インディ系としては飛び抜けている

インディ系団体は後楽園ホールをビッグマッチとすることが多いようだ。だから、後楽園ホールをビッグマッチ扱いにしていないドラゲーは頭一つでてるだろうな。
両国大会を成功させたDDT本体もそうだろう。SMASH後楽園ホールをあえて使わず、JCBホールで成功を収めたところが面白い。WAVEとOZアカデミーがサラッと後楽園を成功させているのにも感心した。昨年ユニオンは失敗したのにね。
こう並べてみると、昨今よく聞くプロレス不況なネガ論は、払拭されつつあるのかなーと思う。