松本都敗戦・退団。試合後に新団体旗揚げを発表

行ければ当日券で観戦しようと思っていたけど、仕事が終わらず行けずじまいのアイスリボン294。残念。ここ数回のアイスリボン道場マッチは、さくらえみによる松本都への公開ダメ出しを巡り、妙な盛り上がりを見せていた。

アイスリボン 289 (5/7)
新人への白星供給係になりつつあった松本都に対し、"試合もしゃべりも面白くない"とダメ出し。休場して練習に専念したらと提案されたものの、都が拒否って紛糾し、さくらえみVS松本都のシングルマッチが決定した

アイスリボン 290 (5/11)
20分アイアンマンマッチで争われた一戦は、記録的スコアで松本都が大惨敗を喫する。"試合で覚えた痛みや悔しさは案外すぐ忘れるもの。次回大会でたま子にぶつけろ(さくらえみ)"ということで、次回大会での松本都VSたま子のシングル戦が発表された
アイスリボン 291 (5/14)
たま子が急遽欠場になり、代わりに組まれたくるみ戦。松本都は勝利したものの、マッチメーカーさくらえみや観客の支持を得られた内容ではなかった模様。またも松本都追放の雰囲気がでてくるが、同期の藤本つかさが"都と試合を組んでほしい"と主張
アイスリボン 292 (5/18)
藤本の要請で、行われたタッグマッチ、藤本・都VS宮城もち星ハム子。結果は連携できない身勝手さを遺憾なく発揮した都がフォールされ破れる。試合後に負けた原因は藤本にあるとする都に、藤本がタイトルマッチでシングル戦を組めと主張。やや紛糾するものの、その場でアイスリボン294でのタイトル戦が決定した。都には"負けたらアイスリボンを退団させる"と厳しい条件がつけられた
5/23 藤本つかさ&さくらえみが当時の都を語った
藤本はかつて都にタイトルを奪われたことがあり、"当時の都は輝いていた……"と語り、その試合動画が期間限定で公開された。アイスリボン絡みのツイートは、そういうアングルへの是非を問う声や、各選手への期待で大いに盛り上がる

藤本つかさに"神がかっていた"と言わせた一年以上前の松本都は、動画で観ても確かに面白い。試合を決定づけてもおかしくなさそうな藤本の必殺技を被弾したあとで、場外エスケープするシーンはちょっと笑った。いつまで観れるか分からないので、ご覧になってない人は早めにどうぞ。
藤本にとっては勝てば同期をひとり失い、都にとっては負ければアイスリボンを去らねばならぬ条件下で、万を持して本日開催された藤本つかさvs松本都の一戦。結果は順当な実力差をもって藤本つかさが勝利をおさめた。Twitterを眺めている限りだと、特に松本都については特筆すべき試合内容ではなく実力差なりだったみたいだ。試合後、松本都は新団体の旗揚げを発表。まあ、その実態はアイスリボンの団体内ブランドのひとつとしか思えない感じで、果たして旗揚げ戦が行われるのかと既に危ぶまれているほどだ。
松本都がやや存在感を失いつつあり、相対的なパフォーマンス低下・観客の満足度低下が確かにあった。リングでのやりとりでそれをハッキリ指摘されてしまい、都は窮地に追いやられた。藤本との体力や技量といった実力差は明白にあって、それを一週間くらいで覆せるわけがないことは分かりきっていた。四面楚歌な状況下にあって都が何を見せるのか。そのアンサーは、できれば試合のなかで見せて欲しかったなというのが僕の感想。都の新団体"崖のふちプロレス"、あまり期待しないで楽しみにしてる。