5/4 ユニオンプロレス@後楽園ホール 感想

この日の後楽園ホールは昼の部にDDT、夜の部にユニオンという構成。「ふつう逆じゃないか」みたいな話を連れの人としてたりしたが、帰宅して入場者数を調べたら、(当然かもだけど)DDTのほうが多く動員している。休日だからとかゴールデン・ウィークだからかもしれない。

ダークマッチ ばってん多摩川 vs 男色ディーノ

第2期アックスボンバーズのリングアナ志望に対して、ばってん多摩川が「ゲイではないか」と嫌悪をあらわにして、傷心のリングアナ志望は姿を消した……。3月の新木場大会の続きなんだな。
ふつうの試合。

第1試合 趙雲子龍/曹彰 with真琴姫 vs ゲイロン・サマーズ/福田洋

福田のデビュー戦。すごいカードに組み込むなあ。他の選手のリードがあったとは思うけど、妻木くらいは今後に期待できそうな選手だと思う。
いい試合。

第2試合 チェリー vs バンビ

試合開始前のVTRで、DDT在籍時代のバンビがでていた。昭和子だっけ。けっこうレア映像だと思う。別の団体でチェリーはヒールっぽいユニットで活動していて黒いバットをトレードマークにしているそうだけど、この日はいつものカッコのチェリーだった。バンビが見せたスワントーンボムを剣山で迎撃はちょっと怖いな。
ふつうの試合。

第3試合 菊池毅/妻木洋夫/冨永真一郎 vs 天龍源一郎/澤宗紀/入江茂弘

菊池・妻木・天龍・入江はけっこうバチバチきてたけど、冨永はやや大人しめだったかな、という感じ。妻木が金髪になっていた。福田が入った今やユニオンで後輩が二人もいるんだな。天龍は不穏な空気にするのうまいな。とつぜんペットボトルをリングに投げ入れたのにはちょっと驚いた。
いい試合。

第4試合 木高イサミ/矢野ケイタ vs MIKAMI/葛西純

ハードコアマッチではあったけど、ハードコアな展開はやや控えめに見えた。実はMIKAMIのスワントーンボムを初めて観たけど、すごい完成度の高さだ。今年来日していたジェフ・ハーディのコンディションを考えたら、今最高のスワントーンボムを放っているのはMIKAMIじゃないのか。
いい試合。

第5試合 大家健 vs 金本浩二

休憩明けに行われたこの試合。「入場8割、試合2割」とかよく言うけど、大家の場合はビデオ8割といっていいくらい煽りVが面白い。金本アニキはすっかり優しいおじさんになってしまったんだなあ。今でも昔みたいにピリピリしててもちょっと変だけど。
ふつうの試合。

第6試合 諸橋晴也/ビッグ村上 vs 矢郷良明/大家(真霜)拳號

二連続で矢郷さんに敗れている諸橋には後がないということで、一時期諸橋と因縁があったビッグ村上がタッグパートナーとして駆けつけた。試合は諸橋が雪辱を果たし、村上からビッグの名を譲り受けることになった。村上がリングネームを戻したかったんじゃないか、という気がしないでもないけど。ちょっと諸橋の存在感の薄さみたいなのは気になったなあ。村上に対して矢郷と真霜がどう絡むのかのほうが興味深かったし、面白かった。セコンド扱いの円華はなぜかスーザン親衛隊のはっぴ?の下にリングコスチュームを身につけていて、さんざんセコンド介入していた。円華のキャラ的にはいいのか。
いい試合。

第7試合 石川修司 vs 高木三四郎

DDT昼の部では30分超えの熱戦でディック東郷を破ってKO-Dベルトを戴冠した石川。それなりにハードヒットな試合になるとは思ったが、序盤は石川が椅子やテーブルを持ち出すハードコアな展開もあった。三四郎が優勢な場面もあったが、石川の厳しい攻めに晒される時間が長かった。三四郎はそんなにハードな試合をしないイメージがあったので、身体は大丈夫か心配になるくらいだった。
いい試合。

終わってみれば満足

発表されたカードにはユニオンっぽいカオスさがあまりなくて少し不安だったけど、終わってみれば満足できる大会だった。ユニオンの選手は過去のDDT両国大会に参戦できていないというのも、いい伏線になっているんだよね。
5/5はアイスリボンに行ってきます。