5/5 アイスリボン@後楽園ホール 感想
バトルニュースの記事によると、来場者数は749人とのこと。震災の影響は大きいということなのかな。過去5回開催されたアイスリボンの後楽園ホールの来場者数とメインのカードはこんな感じになっている。
- 2009/8/23 不思議の国のアイス
- 1,012人、さくらえみ vs 高橋奈苗
- 2010/5/3 ゴールデンリボン
- 895人、さくらえみ vs りほ
- 2010/9/23 リボンの騎士たち
- 951人、さくらえみ vs 里村明衣子
- 2010/12/26 RIBBON MANIA 2010
- 889人、高橋奈苗/夏樹☆たいよう/しもうま和美 vs さくらえみ/星ハム子/帯広さやか
- 2011/3/21 アイスリボン・マーチ 2011
- 737人、藤本つかさ vs RAY
今回は8チーム参加のワンデー・タッグトーナメントがあったということで、全8試合。その多くが5分一本勝負ではあるけど、参加選手数は28人だもんな。ボリューム感ある。
ゴー!ゴー!ゴールデンミックスドタッグトーナメント
8チーム参加によるワンデー・タッグトーナメント。決勝戦を除いて全て5分一本勝負で争われ、時間切れ引き分けの場合はじゃんけん決着ということで。
みなみ飛香/大家健
仲がよさそうなタッグチームでなにより。1回戦敗退。
たま子/怨霊
たま子は3月のデビュー戦のときより頑張っていたね。
内藤メアリ/THE101
内藤メアリは試合前も試合中もエアギターを弾きまくっていた。今日はあまりスイングしてないように見えたけど、弾けてる。
第5試合 松本都/成宮真希 vs 星ハム子/宮城もち
成宮に松本都の二番煎じをやらせ続けるのはもったいないね。トップロープからのフィストドロップ的なアレは、日本舞踊から着想を得ているのかな。
ふつうの試合。
第8試合 花月 vs 都宮ちい
僕が一番楽しみにしていたカード。体格・体力・技量すべてに劣る都宮ちいが、どこまで花月についていけるか、という見方があるけど、勝たないと意味がない試合でもあった。ちいは前哨戦に負けているけどタイトルマッチの約束をとりつけたということで、リング内外での攻防は、一進一退でもあるわけだ。
残念ながらちいが敗れた。花月が危なげなく勝利した印象。花月のハードヒットな攻勢を耐え続けていたけど、ジャングルクラッチで決まるようには見えなかった。でも、今後も勝負にこだわるちいを観てみたいと思える試合内容だったし、まあよかったかな。長い時間やってるように見えたけど、帰って調べたら勝負タイム10分未満だったか。
いい試合。
第10試合 さくらえみ/RAY vs 志田光/朱里
前回の後楽園ホールで行われた志田と朱里のシングル戦は、その日のベストバウトだったと思う。それだけに二人のタッグ結成への期待は大きい。ただ、その一方でドラマの関係で志田は試合数が減っているから、あまり期待できないかなとも。
序盤は志田が捕まる場面が目立ったけど、朱里が入ると流れが変わるというか、緊張感が漂う。さくらえみのUstによると、朱里は他団体に上がるときにそういう雰囲気を出すように気をつけているというけど、そういうのは確かに伝わる。志田とのシングル戦でもそうだけど、可愛いキャラクターを封印している感じ。志田と朱里はハードヒットとスケールの大きい攻撃でさくら・RAYを追い詰めていたけど、技量とインサイドワークで敗れてしまった。志田がいうところの「運命の二人」のタッグも、どこかで結果ださないと自然解消しちゃうんじゃないの。
いい試合。
第11試合 藤本つかさ vs つくし
藤本は前回の後楽園Hに続いてメインイベントのタッグマッチ。つくしは初めての後楽園Hメインということで緊張あるかな、と思ったけど、割とそうでもない、ように見えた。
試合はキャリアと技量で勝る藤本がつくしの得意技を受けきって、ビーナスシュート一発で試合を決めた。つくしのドロップキックを敢えて喰らい、「格が違う」的アピールをやってみせた藤本。トップ選手であることをちゃんと表現できているところは立派だ。志田が朱里とのタッグをグダグダにしちゃうと、ちょっと藤本との差が開くな。つくしは、少し勝負に勝つこだわりが少し不足している。新技を前哨戦で晒したことがそんなにダメとは思わないけど、「これ決まれば勝てそう」みたいなのが、やや足りない。タイガーSHとハルカゼでは足りない、とは思わないけど。レスリングスクールで培ったグラウンド技術で相手をコントロールできる技量があるなら、もう少しそれを前面に出していいんじゃないかと。
いい試合。