新人レスラー死亡事故の当事者である菅原伊織が地下プロレスで復帰していた

2008年に新木場1stリングで練習中に死亡事故を起こした当事者のひとり、自称プロレスラーの菅原伊織がどうやら地下プロレスで復帰していた模様。

約2年ぶりの復帰となった菅原が導かれたリングは、なんと地下プロレスだった。その菅原を迎え撃つのが、地下の牢名主・富豪2夢路。この日もCORE STADIUMは、第1試合から危険な香りが漂い、張り詰めた空気が流れる。

2年間封じ込めた思いを解き放つかのように、蹴りを放ちまくる菅原。夢路はこれを頑として受け止め、キャッチした蹴り脚に頭突きを放つ。そして、夢路の地下の洗礼が始まった。夢路の“地下魂”が込められた張り手、チョップを一発、また一発と被弾するたびに菅原の胸板はミミズ腫れに赤く変色し、口の中はザックリ裂かれ、鮮血が噴き出す。時間をかけて地下の洗礼を菅原に浴びせかけた夢路は、最後は頭突きの連打で地獄のフルコースの締めにかかる。何発もの頭突きを浴びた菅原に、立ち上がる力は残っていなかった。

そして夢路は、横たわる菅原に、掛け軸にしたためた「生きろよ」のメッセージを与えた。このメッセージを、菅原伊織はどう受け止めたか…。

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死亡事故の続報は少ないし、今どういう状況になっているのかもよく分からない。そんな状況下でプロレス復帰されても、ちょっと釈然としないものがある。昨年末くらいに金村キンタローが復活させたアパッチプロレス軍に同行して、被災地に炊き出しに行ったなんて話がある。アパッチで本格復帰なんて、現実的な感じがする。
例の事件を含めて、一般マスコミはおろかプロレス・マスコミはこの件をあまり取り上げなかった。ドラゲーのレフェリー・玉岡金太が解雇・逮捕された件についても、その傾向は顕著にあった。その一方で、三沢選手の死亡事故やNOZAWA論外のタクシー事件は、一般マスコミ・プロレスマスコミともにこぞって取り上げた。
なぜ、そういうことになるかは分からないけど、観る側からするとある種の不信感に繋がることだってある。個人的にはFREEDOMSは面白いと思うけど、今のアパッチを観に行こうとは思わない。アパッチに上がっている選手がFREEDOMSに上がっていると少し釈然としないし、観てる側としても楽しんでいいものだろうか複雑な気分になる。なにより地下プロレスには興味があっただけに、観に行くかどうか、この件で躊躇してしまったなあ。
プロレス関係者ってメディアを利用するのが不得手な印象があったけど、今はむしろTwitterUstreamを積極的に活用している。ポロっと真相を漏らしてくれそうな人がいてもよさそうなものだけど、意外といない。