geditのキーバインド(キーボード・ショートカット)を変更する方法

geditのカスタマイズについて調べていたら、キーバインド(キーボード・ショートカット)を変更する方法を見つけたので、以下で紹介する。
こちらのサイトを参考にしました。→Geditとプラグインとキーバインド: たわごと

前提

以下の環境で動作確認した。

  • Ubuntu 10.10
  • gedit Version 2.30.3

プラグイン・EditShortcutsを導入する

プラグインの導入によってキーボード・ショートカットを変更できる。

ダウンロード・解凍

まず、以下のサイトから「editshortcuts-plugin-0.9.1.tar.bz2」をダウンロードし、解凍する。
http://empty.23inch.de/pmwiki.php/Main/EditShortcuts

ファイルを配置

解凍してできたファイルとディレクトリ、

  • editshortcut.gedit-plugin
  • editshortcut

を、以下のディレクトリに格納する。

~/.gnome/gedit/plugins

ディレクトリがなければ作る必要がある。

プラグインを有効にする

geditを起動して「設定」を開き、タブ「プラグイン」を見ると「Edit Shortcuts」が出ているはずなので、チェックをつけて有効にする。すると、「ツール」→「Edit Shortcuts」でキーボード・ショートカットをカスタマイズできるようになる。

できるだけWindowsで使っていたテキストエディタと操作系を同じにしたかったので、僕は以下のように変更した。

機能 操作
リドゥ Ctrl + Y
タブの切り替え Ctrl + Pagedown, Ctrl + Pageup
次を検索, 前を検索 F3, Shift + F3
設定 Ctrl + 6
日付/時刻を挿入 Alt + ;

メニューから実行可能な操作はほとんど変更可能だと思う。

geditについて


geditは、GNOME環境標準のテキストエディタであり、操作系はWindowsでよく知られたテキストエディタと概ね同じである。たぶん、Ubuntuをインストールしてテキストエディタを使うなら、まず一般的なユーザならgeditを立ち上げることになると思う*1
geditはGNOME標準のテキストエディタということもあってか、「Windowsでいうメモ帳みたいなもの」と紹介されることもあるが、メモ帳よりは高機能だ。Wikipediaで紹介されている特徴には、

などが挙げられている。
正直いってemacsvimより使い込む価値はないかもしれないが、普段使いには十分事足る水準を備えていると思う。

*1:高いリテラシーを備えたユーザーさんはvi/vimemacsなんでしょう、たぶん